
こんにちは!
まだまだ、寒さでホッカイロが手放せないスタジオplus+講師の石澤です。
皆さんも、体調には気を付けてください!
もうすぐ春の季節がやってきますが、私は春の季節が苦手でした。せっかく仲良くなれた友人と離れなければいけないし、また新しい環境で一から築き上げていくことに不安があったからです。
しかし、ある小2の生徒さんとの出会いによって、少しずつその考えを改めるようになりました。その生徒さんとの関わりについて、少しお話しさせて下さい。
その生徒さんと出会ったのは、去年の今頃でした。
始めは、お母さんの後ろに隠れて、照れながら「こんにちは」といってくれたことを覚えています。授業の中で、たくさんお話ししていくうちに、徐々に打ち解け、次第に自分のことを話してくれるようになりました。
「家で大きなきゅうり作っているんだよ」と話してくれた次の週には、立派なきゅうりを持ってきて、見せてくれました。
またある日は、「これ見てください」と少し照れながら見せてくれたのは、夏休みの自由研究でした。とても絵が上手で、素敵な研究でした。そのあと、その自由研究は賞を取り、賞状を見せてくれてくれたときのうれしさは今でも忘れられません。その生徒さんと学ぶ時間は楽しく、生徒さんの成長と共に自分自身も成長させてもらいました。
しかしある日、その生徒さんは他県に転校することになってしまい、そのお話を聞いたとき、本当に寂しくて、「別れっていやだな」と感じました。ですが、それと同時に、「残りのかけがえのない時間を大切に、思い出をたくさん作ろう!」、そして、確かに、別れは寂しい・悲しいものだけれど、別れが辛いという事は、それだけ素敵な出会いだったのだと考えるようになりました。
その生徒さんと出会い、そして別れがあったからこそ、春の季節を少し好きになれたような気がします。別れの分だけ、素敵な出会いも待っていると思います。
この春、進級・進学、小学校・中学校を卒業して新たな環境に歩んでいく生徒さんの背中を後ろから優しく押せるように、日々一緒に歩んでいけたらと思います。