どうして頑張らなくちゃいけないの?

こんにちは。

スタジオplus+個別指導員の大嶋です。

早いもので今年もあと二か月と少しになりました。

寒くなってきたので、風邪に気を付けて過ごしましょう。

 

スタジオplus+で子ども達と接して七か月になりますが、

先日、授業中にこんな質問をされました。

 

「先生、あのね、聞いてもいい?頑張るって何なの?

○○(生徒の名前)、みんなに頑張れって言われるんだけど、

何で頑張るの?頑張るって何?どうして頑張らなくちゃいけないの?」

 

私は「はっ」としました。

この生徒と同じ小学生の低学年の時に、

顔にヤケドを負っていた私は、それが原因でひどい

イジメを受けていました。

 

辛い毎日が続いていました。いつ終わるのか分からないイジメに対して、

「毎日の頑張りが何になるのか。どうして頑張らなければいけないのか」

と、同じ疑問を持ったことを思い出したからです。

 

子どもが何かを上手く出来なかったりすると、大人はその子供に対して

ついつい「頑張れ」と言ってしまいます。励ましの言葉なので言っても

よいのですが、真剣に悩んでいる子どもにとってはかえって

重荷になってしまうことも注意しなくてはならないと思います。

 

その後、その生徒と次のようなやり取りがありました。

「頑張るっていうのはね、やりたくないけど自分にとって

とても大切なこと、面倒くさいけど、自分のためになること

をやってみることだよ。そうするといいことがあるんだ」

私は言いながら、iPadに新しく入れたゲームを見せました。

すると、生徒の目は輝き、嬉しそうな顔をして、書くのを

嫌がっていた文字を三回も書いたのです!!

 

教育の原点を改めてかみしめた時間となりました。この思いを

忘れずに、今後の授業を進めていきたいと思っています。