
こんにちは。スタジオplus+の講師の森脇です。
今回は、タイトルにある、教材を「料理」する、という事をテーマにお話をしたいと思います。
まず、食材を例にして、料理について考えていきましょう。例えば、自分の子供から「今日はお肉を食べたい」というリクエストがあったとします。お肉を買って、自宅に戻り、子どもが目を輝かせています。さあ、その目を輝かせている子どもに、生肉のまま、「はい、どうぞ」と食べさせますか?勿論、しませんよね(笑)。
当然、そのお肉を料理するわけです。焼いたり、炒めたり、食べやすい形に切ってあげたり、子どもが好きな味付けをしたり…色々な工夫があります。料理には、食べてもらう相手が喜んでもらえるようにする視点が少なからずあるはずです。
教材にも、同じ視点が必要になってきます。例えば、高校生から「英文読解を勉強したい」というリクエストがあったとします。その上で、以下の英文の教材をご覧下さい。
いかがでしょうか。文字が小さく、せせこましく埋まっており、とても見づらい教材です。正直、このままの教材では、学習したい!という意欲が湧き辛いように思えます。では、この教材を以下のように「料理」してみたいと思います。
・ 文字(フォント)を大きくする。
・ 英文1文ごと(ピリオドまで)に改行する。
・ 文と文の間を一行空ける。
すると、どうでしょう。
先ほどの教材よりは、情報がスッキリし、見やすくなったと思いませんか?このように、教材を見やすく工夫することを外部環境調整と言います。上記で紹介した方法以外にも、外部環境調整方法には、以下のようなものがあります。
・教材を拡大コピーする。
・漢字に振り仮名をふる。
・読みやすいフォントにする。(例:明朝体→ゴシック体にする)等
食材の料理では、少しでも美味しく、食べやすくという視点が必要なように、教材の料理では少しでも見やすく分かりやすくという視点が必要です。見やすい、わかりやすい教材が、美味しい!つまり、学習が楽しい!学習してよかった!という感覚に繋がるのです。
私も、様々な教材を料理しながら、少しでも美味しい教材を提供出来るよう日々奮闘中です。子供たちが、学習の満腹感を少しでも多く感じてもらえれば嬉しいな、と思います。