いろいろな刺激と繰り返し

こんにちは。スタジオplus+講師の大嶋です。

5月は運動会や試験などで忙しい毎日だったと思いますが、

いかがおすごしでしたか?

6月は最も紫外線が強い月です。また、雨季にも入ります。

紫外線と突然の雨への対策が必要ですね。

 

 

子どもたちと接していると、学校や教科書のやり方では反応しないのに、

パズルや教材を使ったりゲーム形式にしたりすると、興味を示し

自分で考えていこうとします。

 

先日も写真のような教材を何回も触らせているうちに

「1+9は9+1と同じなんだ」と、生徒が独り言を言いました。

それまでも絵に書いたり、玉を利用したり同じことを説明していたのですが、

この時初めて、この生徒の中で1+9と9+1がつながったのだと思います。

それも一度目ではなく、何度かバラしては組み立て直している時に口にしたのです。

 

人の神経細胞はシナプスと呼ばれる連結部分で連絡を取り合っています。

「小さな興味」を持つことをきっかけにして、まさにその時、シナプスどうしが

連絡を取り合う作業をしているのだと思います。

 

そして、分からなかった問題が、シナプスが連絡を取り合ったために、

ある日突然分かるようになり、脳に「楽しい、嬉しい」というホルモンが流れ、

連絡はさらに強くなっていきます。

 

一人で仕事をするより、多くの人と協力した方が様々な発想も生まれ、

能率よく仕事ができるのと同じですね。

 

つまり、様々なアプローチの中から、子どもたちが「驚きと楽しみ」を発見し

感じることで、連絡を取り合うシナプスが増えていくわけです。

ですから、私は1つの問題に対して様々なアプローチの仕方を示すことが

大切だと考えています。

いろいろな種類の刺激を受け止めて、その中から自分にあった解き方を

見つけた子供は「成功体験」を得ます。

こういう子どもたちは連絡を取り合うシナプスを増やしながら

「やれば出来る」という自信も増やして成長していきます。

大人になった時、物事に対して、より多くの細胞を使い、

知恵を絞って答えを導き出せる人間になれるわけです。

私は子供たちにそういう人間になって欲しいと思っています。

 

 スタジオplus+は、そういった刺激を子供たちにたくさん与えられる場所

であると私は思っています。

そういった授業の向上を心において努力していきたいと思います。