教材の選び方

 

こんにちは、スタジオプラスの土屋です。

すっかり朝晩は涼しくなって、過ごしやすくなりましたね。

この気候が、ずっと続いてくれるといいと思っている今日この頃です。

さて、今回は教材を作ったり選んだりする際に、

私が気を付けているポイントを一部紹介いたします。

 

まずは、イラストや図の量です。

オールカラーでイラストがふんだんに散りばめてある教材があります。

これは、お子さんを惹きつけて興味を起こさせるための仕掛けで、

学習を促す効果を狙ったものです。

しかし、集中を保ちにくく、注意が移りやすいお子さんにとって、

カラフルなイラストは、いざ学習を始めても、気をとられてしまい、

注意力が散漫になり、なかなか学習が進まないという、

いわば学習を妨げる効果を与えてしまう仕掛けになります。

同じ仕掛けにもかかわらず、お子さんの性格によって、

与える効果が逆になってしまいます。

 

次に、一ページ当たりの問題数や余白です。

これに関しては、好みの問題でもありますが、

比較的多くのお子さんにとって、一ページ当たりの問題数は少なく、

余白は広くとってある方がよいようです。

たくさんの課題を目の前に積まれたときと、

それが小分けにして出されたときの、それぞれの心理を思い描けば、

問題数が少ない方が取り組みやすいことが想像できます。

 

しかし、市販の問題集には、ページ数の制限のためか、

一ページあたりにたくさんの問題・解説がぎっしり詰まっていることも

少なくありません。

 

最後に、このような問題集に取り組むときの工夫を

ひとつ紹介したいと思います。

簡単な工夫なので、既に実践されている方もいらっしゃるのではないか

と思います。

 

まず、取り組むページをコピーします。

次にコピーしたページを横半分に切り分けます。

そのうち一方を、別紙に貼り、

一ページ当たりの問題が少ない新しいプリントを作成します。

もう一方も同様に別紙に貼り、

一ページ当たりの問題数が少ない新しいプリントを作成します。

つまり、単に一ページを二枚のプリントに分けただけです。

簡単な方法ですが、これが思いのほか効果的であったりします。

半分にしただけでは取り組みづらいようであれば、

さらに細かく切り分けるとよいかもしれません。

よろしければ、是非一度試してみてください。

 

さまざまな種類があり、

それぞれの特徴を持つ教材ですが、その多様な特徴は、

それぞれのお子さんにとって長所ともなり、短所ともなります。

是非、お子さんとご一緒に書店等で、色々な教材を手に取って、

一番合うものを探してみては、いかがでしょうか。

 

▲ 授業の様子です
▲ 授業の様子です
▲ 以前のブログで紹介したフラッシュカードを使っている様子です
▲ 以前のブログで紹介したフラッシュカードを使っている様子です