
こんにちは、講師の立田です。
毎日梅雨らしいお天気が続いていますね。
少し前になりますが、とても心に響いた出来事がありました。
いつも、お母様と一緒に来てくれる小学生の女の子。
国語の問題で「あなたの宝物は?」「その理由は?」という問題がありました。

みなさんなら、何と書きますか?
彼女は、宝物は「家族」だと答えました。
理由は「やさしくてきびしいから。」と。
心が温かくなると同時に、すごい! と思いました。
私が小学生の時は、親には甘えと反発の気持ちとがあり、
「うるさい」とは言えても、感謝の気持ちは表せませんでした。
しかし、彼女はご家族の気持ちをちゃんと受け止めていて、
それに対する思いを自分の言葉で伝えられました。
また別の時には、文章問題に取り組んでいた際、私が解答に悩んだ問題を、
彼女はすぐに正解を見つけることが出来たことがありました。
大人の素直でなくなってしまった目では見えないことが、
子どものまっすぐな目だと、すっと理解できることもあるのだと、
教えてもらいました。
物事の本当の意味を、まっすぐ見て理解すること。
理解したものを、自分の中で咀嚼(そしゃく)して、
自分の考えを持って、意見として人に伝えること。
それが本当に身に付けたい国語の力なのではないでしょうか。
彼女は、教わったことを素直にどんどん吸収するので、
学習の進みもとても順調です。

学習のお手伝いをするのが私の仕事ですが、
子どもたちから教えてもらうことも
たくさんあります。
子どもたちが学習に取り組みながら、
必要な力を伸ばせるよう、
日々努力してまいります。